尾崎紅葉事典 凡例
全体の構成
一、編集にあたっては、全体をⅠ「作品編」Ⅱ「人名編」Ⅲ「事項編」Ⅳ「解説編」Ⅴ「資料編」の五編に分け、それぞれに該当する項目を収めた。項目の配列は、各編とも五十音順とした。
一、Ⅰ「作品編」は、尾崎紅葉の小説を中心に立項した。ただし、作品数は膨大であるため、「断片」については重要なものを収めた。【初出・初刊】【題名】【梗概】【解説・評価】の各項目で構成したが、必ずしもこの限りではない。
一、Ⅱ「人物編」は、尾崎紅葉に関連する人物を中心に立項した。
一、Ⅲ「事項編」は、尾崎紅葉に関連する事項として、文学サークル、雑誌、新聞、叢書、教育、土地について具体的項目を立項した。
一、Ⅳ「解説編」は、「紅葉の日記」「紅葉の紀行文」「紅葉の雑文」「紅葉の序文」「紅葉の新体詩・漢詩」「紅葉の都々逸・狂歌・狂句」「紅葉の俳句」「紅葉の探偵小説」「紅葉の共作・代作」「紅葉と古典文学」「紅葉と外国文学」「紅葉作品の挿絵」を収めた。
一、Ⅴ「資料編」は、「紅葉略年譜」「紅葉家系図」「紅葉筆名一覧」「紅葉文壇関係図」「紅葉都内関係地図」「紅葉資料所在案内」「「金色夜叉」演劇・映画一覧」「紅葉主要文献一覧」を収めた。
一、各項目の末尾には、執筆者名を ( ) で示した。
一、巻末には、全項目を含む重要事項を五十音順で検索できるよう、「索引」を付した。
表記
一、年の表記は元号を使用し、項目本文中最初の元号を記す際に ( ) で西暦を示した。明治六年改暦以前の表記は旧暦に拠る。
一、漢字は、原則として新字体を使用した。ただし、固有名詞等はこの限りではない。
一、尾崎紅葉の本文は、原則として『紅葉全集』(岩波書店、平成五年~七年)全一三巻を用いた。作品名の表記も同全集に拠る。
一、作品名については、単行本化されたものは『 』、そうでないものは「 」で括った。単行本は必要に応じて発行所、発行年月を ( ) で示した。
一、立項した紅葉の作品については原則として出典を省略した。
一、作品名の角書は、原則としてそのまま表記した。
一、連載発表は、原則として連載開始年月と連載終了年月を示した。
一、新聞、雑誌名は『 』で括り、発行年月(新聞の場合は年月日)を示した。
一、『我楽多文庫』については、発行時期・形態により、原則として第一期筆写回覧本、第二期活版非売本、第三期活版公売本、第四期『文庫』の四期区分を原則とした。
一、講座、全集、叢書、単行本は、書名を『 』で括り、原則として副題は省略した。発行所、発行年月を ( ) で示した。
一、論文名は「 」で括り、原則として副題は省略した。雑誌名、紀要名は『 』で括った。雑誌、紀要の巻号は必要な場合のみ示した。
尾崎紅葉事典
編者 山田有策・木谷喜美枝・宇佐見毅・市川紘美・大屋幸世
発行日 2020年10月28日
発行所 翰林書房
定価 12,000円+税
ISBN978-4-87737-455-6
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