平家物語 龍谷大学本 凡例

【許諾済】
本テキストの公開については、龍谷大学大宮図書館の許諾を得ています。底本使用・テキスト公開を許可された同図書館に厚く御礼申し上げます。
【注意】
本テキストの利用は個人の研究の範囲内に限られます。本テキストの全体あるいは一部の複写物・複写加工物を、インターネット上で、あるいは出版物(CD−ROM等を含む)として公表する場合には、事前に龍谷大学大宮図書館に翻刻掲載許可願いを申請する必要があります。同図書館の許可を得ない本テキストの公表は禁じられています。翻刻掲載許可願い申請送付先:〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125−1 龍谷大学大宮図書館閲覧係
【底本】
本テキストの底本は、龍谷大学大宮図書館所蔵『平家物語』です。直接には、思文閣出版発行の影印本(龍谷大学善本叢書13)に拠りました。


凡 例

章段名は、本文中にはなく、区分記号もなく、改行もしていませんので、高野本の章段名を該当個所に『 』に入れて表記し、その後に、S+巻(上2桁)+章段(下2桁)で表記しました。
例:いまだゆるされず。 『殿上(てんじやうの)闇討(やみうち)』S0102 しかるを忠盛

底本では、巻一と巻三の巻頭にのみ目録を掲げています。
行ごとに改行し、「龍谷大学善本叢書」のページ数を表示しました。
P+巻(上2桁)+ページ数(下3桁)。前後で改行
参考としまして岩波大系本のページ数を表示しました。改行なし。
仮名に漢字を宛てた場合や現代の表記は、【 】に入れました。
誤字、宛字と思われる物も、底本通りに表記し、小学館の古典全集や、岩波の古典大系本で訂正してある表記(本来の正式の表記)を【*  】に入れて示しました。
[*  ]は、注釈です。

底本には、振り仮名がほとんどありませんが、漢字の後に、私の読みを( )に入れて示しました。これは、歴史的仮名遣いによって、ひらがなで表記してあります。
底本に振り仮名がある場合は、カタカナで残し、私の読みに続けて( )に入れました。
岩波古典大系には、高良神社本を元に振り仮名が振ってありますが、参考のためそれも続けて( )に入れました。
底本に振り仮名がある場合と、高良神社本を元にした振り仮名が歴史的仮名遣いと異なる場合は、( )が二つ並ぶことになります。
   本文漢字(歴史的仮名遣い振り仮名)(底本振り仮名)
例: 王化(わうくわ)(わうクワ)
   本文漢字(歴史的仮名遣い振り仮名)(高良神社本を元にした振り仮名)
例: 昇殿(しようでん)(せうでん)

本文の仮名が、歴史的仮名遣いと異なる場合は、その後の( )の中に歴史的仮名遣いを表示しました。
   本文仮名(歴史的仮名遣)【振り漢字】
例: まい(まゐ)【参】られける。 

句読点は、底本にはありませんが、適宜付けました。
会話や心中思惟の部分には、「 」を付けました。
反復記号、重ね字は、一字の漢字の「々」のみ使用し、他は全て、文字に置き換えました。
底本に表記されていない促音「つ」、撥音「ん」等は、(ッ)(ン)と補入しました。
濁点・半濁点は、底本にはありませんが、適宜施しました。
例: しらさしかは→しらざ(ッ)しかば、

ミセケチは、[M  → ]または[M 「 」に「 」と傍書]、[M 「 」とあり「 」をミセケチ]、[M 「 」を非とし「 」と傍書]等と表記しました。
傍書は、[B  ]または[B 「 」に「 」と傍書]、[B 「 」とあり「 」に「 」と傍書]等と表と記しました。
脱字を他本で補った場合は、〔 〕に入れました。

覚一本(高野本)には、和歌が100首ありますので、最初から番号を振り、和歌の後に W○○○ と表記しました。
和歌以外で国歌大観番号のあるものは、歌の後に K○○○ と表記しました。
今様の後に I と表記しました。


文責:荒山慶一・菊池真一




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