延慶本平家物語 総ひらがな版

凡例
底本 大東急記念文庫蔵、重要文化財「延慶本平家物語」全六巻十二帖
延慶本平家物語 古典研究会1964年 3冊、別冊『延慶本平家物語 解説・対校表』1965 伊地知鉄男氏 編著 付
*応永26,27年の間に根来寺において書写されたもので、「根来本」、また後世の所蔵者によって「角倉本」、「嵯峨本」とも呼ばれます。延慶本系としては、他に文政十三年書写の松井本(静嘉堂蔵)、朽木本(内閣文庫蔵)と朽木本を影写した平道樹書写本(国立国会図書館蔵)の3本が有り、全二者は、大東急記念文庫蔵本の虫損までを忠実に影写した写本です。従って、大東急記念文庫蔵本は、延慶本諸本のうち、最古の写本ということになります。

参考
『延慶本平家物語本文篇』(上・下)(大東急記念文庫蔵本)1999:2冊 著者:北原 保雄氏 著者:小川、 栄一氏 勉誠出版
『延慶本平家物語索引篇』(上・下)(大東急記念文庫蔵本)1996:2冊 勉誠出版

古典研究会 1964年の影印本のページを記しました。P+巻数(1〜3)+3桁
仮名遣いは一部改めました。
句読点は、適宜施しました。
会話や心中思惟の部分には、「 」、『 』を付けました。
濁点は非常にわずかですが、適宜施しました。
促音は、表記のない場合も「つ」としました。
脱字は〔 〕に入れて補いました。
誤字と思われる文字は訂正し、一部底本の文字を記しました。


文責:荒山慶一



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