凡例 

使用テキスト 
『平家物語 全 付承久記』(古谷知新編 国民文庫刊行会)(明治44年) 翻刻
「城方本」(八坂系)
所蔵者 内閣文庫  
冊数 12冊  一面行数 8行

『平家物語』語り本系諸本のうち、灌頂巻を特立しないものを従来「八坂系」と呼び
高橋貞一氏は、四類に分類し、山下宏明氏は、五類に分類しましたが、
「城方本」は、そのうちの前者の丁類、後者の二類本B種に属します。

字間に黒点(・)が有りますが、(原本は、朱点です)、これは、八坂流特殊の句読点で、
そのまま生かしました。ただし、巻四と巻五の一部に普通の句読点を付けてあるところは、
原本のその箇所に脱している為です。

1.この本は、数字(の一部)以外、総ルビ付きですので、ルビの振っていない数字は漢字のまま、その他はすべてひらがなで入力しました。
2.繰り返しの文字は、ひらがなに、置き換えました。
3.異本は、(イ***)とある物を、そのまま入力しました。
4.同じ語句でも、箇所によって、読みの違う物がありますが、そのままにしました。
   例:大衆(たいしう、たいしゆ)、 上皇(じやうわう、じやうくわう)
5.明らかな、誤植のみ、訂正しました。
例:人(とひ)→(ひと) P29L6、
 さゑもんんかみ→さゑもんのかみ P28L1

2000.6.17 荒山

 

 

作成者:荒山慶一



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